自律神経を整える方法 運動やツボで目指せ快適生活!

自律神経を整える様々な方法(運動やツボなど)を紹介するブログ。

自律神経失調症の治し方に“首こり”は関係するのか?

私も実際に自律神経失調症という病気にかかり、
ネットで色んな情報(特に自律神経失調症の治し方)を調べました。

そこでよく見かけたのが『自律神経失調症と首こりの関係』でした。

私が見た情報の大半は、
『首のこりが治れば自律神経失調症も治る』
というものでした。

はたして本当に自律神経失調症と首こりは、
そこまで深い関係があるのでしょうか?

 

かかった人間からいわせてもらうと

自律神経失調症にかかった私からいわせていただくと、
『首こりが治れば自律神経失調症も治る』
というのは、少々大げさかな、と思います。

 

というのも私も首こりには悩まされていましたが、
それが解消されても、自律神経失調症が治ったり、
症状が緩和することはなかったからです。

ただ単に「首が楽になったなぁ」と、
気分が少し持ち上がった程度でした。

 

私は、決して首こり解消による精神疾患の治療を否定しているわけでも、
首こりと自律神経失調症の関係を否定しているわけでもありません。

 

しかし私個人としては、
「首こりと自律神経失調症をそこまで深く結びつけるのはどうなのか?」
と思うのが正直なところです。

 

それでも首こりはつらい

とはいえ、やっぱり首こりはつらいです。
自律神経失調症に関係あってもなくても、です。

 

自律神経失調症にかかると、
高い確率で体のどこかがこったり、
痛くなったりということを経験します。

自律神経失調症と判明する前に私を悩ませていたのも、
この全身に渡るこりや痛みでした。

 

そこで当時探し回った首こり解消方法を、
ここで紹介したいと思います。

 

〇その1・温める
こりは温める。これが一番簡単だしよく効きます。

心臓に疾患がある方、貧血の方はできませんが、
首まで湯につかる全身浴が個人的にはオススメです。

シャワーやタオルを巻いたカイロを当てるだけでもいいですが、
やはりお湯でじっくり温めるほうがリラックス効果も高く、
緊張がほぐれていく感覚を強く感じられます。

 

 

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〇その2・マッサージ器を使う
自力ではどうにもならないくらいカチコチにこっているなら、
素直に文明の利器、マッサージ器に頼るのが手っ取り早いでしょう。

ただ、マッサージ器は使い過ぎると逆に首を痛める可能性があるので、
どうしてもつらいときだけ、程々に使うようにしましょう。

 

〇その3・ストレッチ&ツボ押し
道具に頼らないなら、やはりストレッチとツボ押しが王道です。

 

ストレッチのやり方は、
1・頭をまっすぐにし、前を向く
2・その状態から左肩を下げながら、頭を右へ傾ける
3・気持ちいい程度に首を伸ばしたまま、20秒待つ
4・頭を元の位置に戻し、10秒間休憩
5・今度は頭を右斜め前に倒して20秒待つ
6・再度頭を元の位置に戻し、10秒間休憩
7・左方向も同じように行う

やってみると判りますが、
首筋がグーッと伸びるのが感じられて気持ちいいです。

 

ツボ押しは『天柱(てんちゅう)』と『風池(ふうち)』が、
首こりに効果的だとされています。
どちらも首にあるツボです。

 

『天柱』はこちらの記事でも紹介しましたが、
改めてここでも紹介します。

『天柱』の場所は首のうしろ、髪の生え際部分にある、
2本の太い筋の外側のくぼみに位置します。

『風池』は天柱からやや上にあるツボで、
後頭部の中央にあるへこみと、
耳のうしろの骨が出っ張ったところを結んだラインの、
ちょうど真ん中あたりに位置しています。
(髪の生え際より少し上にあります)

 

こりは体が緊張している、
もしくは不必要な力が入っている証拠でもあります。

こりに対処するのも大切ですが、
普段から『こらないようにする』ことも意識しましょう。

 

自律神経失調症チェック!こんな症状が出てたら要注意!

「もしかすると自律神経失調症かも?」

そう思っても、何をどう基準に判断すればいいのか判らず、
困ってしまうことってありますよね。


そこで今回は自分の経験を交えつつ、
「こんな症状が出てたら危ないかも」
という視点で簡易的なチェックリストを作りました。


このチェックリストで当てはまるものが多ければ、
自律神経失調症の可能性があるかもしれない」
と考えてみてください。


※このチェックリストはあくまで簡易的、
かつ自律神経失調症かかった、というだけの素人が作ったものです。

最終的な診断は医師に行ってもらい、
決してこのリストだけで自己判断はしないようにしてください。

 

自律神経失調症チェック【体の症状編】(全20個)

〇睡眠

  • 寝つきが悪い
  • 熟睡できない、またはいくら寝ても眠い

 

〇体温

  • 微熱がつづく
  • 汗をよくかく、または汗をかきにくくなった
  • 手足など、体の冷えが気になる

 

〇体の調子

  • 下痢、または便秘気味
  • 下痢と便秘をくり返す
  • 胃の調子が悪い
  • 吐き気が感じる
  • 食欲がない
  • 体に痛みやこりがある
  • 倦怠感(だるさ)がとれない
  • 疲れやすい
  • 喉に何かが詰まっている感じがする
  • 息苦しさを感じるときがある
  • 動悸をがするときがある
  • 胸が締めつけられるような違和感がある
  • めまいや立ちくらみが多い
  • 耳鳴りがする
  • 気候の変化に敏感

 

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自律神経失調症チェック【心の症状編】(全16個)

〇心の調子

  • プレッシャーに弱い
  • パニックに陥りやすい
  • 緊張しやすい
  • ちょっとしことですぐ動揺してしまう
  • 些細なことでも気になってしまう
  • 些細なことでも気分を害してしまう
  • 怒りっぽい
  • 他人に心を許さない
  • 急ぐとミスをしやすい
  • いつも気分が沈んでいる
  • いつも気分が憂鬱
  • 「自分は孤独だ」と感じることが多い
  • 「人生に希望がない」と感じることが多い

 

〇環境

  • 自分、または家族がノイローゼ等の病気にかかったことがある
  • 自分、または家族が精神科に入院した経験がある

 

私が「自律神経失調症だ」と気づく前は、
このチェックリストで体の症状は10個以上、
心の症状も10個以上当てはまる状態でした。

 

自律神経失調症に限ったことではないですが、
病気は早く見つけられれば見つけられるほど良いですし、
早く治療を開始できればできるほど良いです。

もし少しでも体に「おかしいな」と感じる部分があるなら、
早めの診察、早めの治療を強くオススメします。

 

自律神経失調症の症状緩和に役立つグッズ

自律神経失調症の症状はどれもつらいものばかり。
できれば少しでも楽にしたいですよね。

 

というわけで今回は、
症状を緩和させるのに役立ちそうなグッズを、
いくつか紹介したいと思います。

 

1・アイマスク&耳栓

寝つきが悪いとき、熟睡できないときはもちろん、
めまいや頭痛がひどいときは、
アイマスクと耳栓が役に立ちます。

これらは光や音といった、
眠りを妨げるもの、めまい・頭痛を悪化させるものを、
シャットアウトする役目をはたしてくれます。

 

特に視覚から入る情報というのは膨大であり、
これをしばらくアイマスクで遮るだけでも、
脳の疲労を回復させることができます。

そして耳栓も併用することで、
より入ってくる情報を制限することができ、
体を休ませられます。

 

2・ツボ押しグッズ

手や足のツボを押すためのグッズです。
症状がひどく、なかなか力が入らないときでも、
ツボ押しグッズがあれば的確に押すことができます。

 

また「ツボの場所がイマイチ判らない」というときも、
足ツボマットなど「踏むだけでOK」といった便利なものもあるので、
ツボ押し初心者でも使いやすいものが多いのが嬉しいところ。

 

自律神経に効くツボはたくさんあるので、
ぜひグッズを使ってさらなるリラックスを目指しましょう。

 

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3・冷却シート

自律神経失調症で頭痛や微熱があるとき、
イライラが治まらないときなどに活躍するのが、
この冷却シートです。

通常は熱を冷ますために額に貼るものですが、
首のうしろに貼ったり、頬に当てたりしても、
心が落ち着くのでオススメです。

 

ただ注意したいのが、こっているところには貼らないこと。

例えば肩こりがあるのに肩に貼ってしまうと、
余計にこりを悪化させてしまうので、
こっている部分は逆に温めるようにしましょう。

 

4・アロマオイル

アロマも自律神経を整えるのに有効です。

 

ラベンダーは不安を和らげてくれますし、
オレンジなどの柑橘系の香りはリフレッシュ効果があります。

他にも頭をスッキリさせてくれるペパーミントや、
入浴剤などにも使われるヒノキなども、
自律神経を整えるのに役立つ香りです。

香りの種類は多数あるので、
専門店に行って好みのものを探してみると良いでしょう。

 

ちなみにアロマは焚くタイプだけでなく、
石鹸だったりキャンドルだったり色んなタイプがあるので、
どのタイプにするか選ぶのも楽しんでみましょう。

 

ちなみに私が一番オススメするのは冷却シートです。

微熱対策に限らず、興奮が治まらないとき、
寝る前のリラックスタイムのお供などに使って、
心と体、両方を休めていました。

つねにひと箱置いておくと、何かと便利かもしれませんね。

 

自律神経を整える方法【音楽の選び方】

自律神経を整える方法のひとつに、
『音楽』がありますね。

 

でも『音楽』といっても、
ロックだったりクラシックだったり、
色々あってどれが良いのか悩むところです。

 

自律神経を整える音楽は、
どのようなものを選べば良いのでしょうか?

選び方のポイントを紹介したいと思います。

 

自律神経を整える音楽の選び方

自律神経を整えるのに良いとされているのは、
以下のような音楽です。

 

  • 雨や風の音などの環境音(自然の音)
  • クラシックなど歌詞のない曲
  • 同じフレーズをくり返す単調な曲
  • 一定のリズムを保つ曲
  • 静かな曲

 

また聞くときのポイントとして、
音量は小さく(病院等の待合で流れている程度)、
聞く時間は30分~1時間くらいといわれています。


ちなみに一定のリズムについてですが、
ここが実はもっとも重要な点です。

 

セロトニン』は精神を安定させる効果があり、
『幸せホルモン』と呼ばれると同時に、
『リズムホルモン』とも呼ばれる物質です。

リズムホルモンと呼ばれる理由は、
一定のリズムを感じることでも分泌されるためです。

「電車に規則的に揺られていると眠くなる」
「お経を聞いているとなぜか眠気がくる」
というのは、このリズムホルモンの効果なんですね。

 

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注意するポイント

音楽を聞くだけという手軽で便利な方法ですが、
リラックスできればどんな曲を聴いてもいい、
というわけではありません。

 

例えば、自分が好きな曲。
これは交感神経が優位になってしまい、
体の活動が活発になってしまうのでNGです。

どうせ寝るなら好きな曲と一緒に寝たいところですが、
『リラックスすること』と『好きな曲を楽しむこと』は別。
ここはちょっと我慢して、好きな曲は日中聞くようにしましょう。

 

また、音楽プレイヤーやスマホ、パソコンを使わず、
できればCDプレイヤーで聞くようにしましょう。

これは脳を覚醒させるブルーライトを防ぐためであり、
同時に、イヤホンの使用を避けるためでもあります。

 

イヤホンを長時間つけているのは、耳に悪影響を与えます。
耳の中にカビが生えたり、最悪の場合は難聴になるケースもあります。

30分~1時間と聞くとそう長い時間には思えませんが、
それでも毎日聞いていれば、耳には段々と負担になっていきます。

 

なのでイヤホンやヘッドホンは使わず、
CDプレイヤーで小さく音を流しながら、
ゆったりとした気持ちで音楽に耳を傾けましょう。