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自律神経失調症による多汗に有効な漢方まとめ

自律神経失調症の症状のひとつに“多汗”があります。
些細なことで大量に汗が出たり、

 

気づけば手汗でびっしょりになっていたり、
悩む人も多い症状です。

 

そこで今回は、多汗に有効とされる漢方薬をまとめました。

 

〇体力のある方向け

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)】
柴胡加竜骨牡蛎湯は“気の巡り”を整え、
体にこもってしまった熱を冷まし、汗を抑えてくれます。

と同時に、精神安定の効果もあるため、
自律神経の乱れを整えるのにも効果的です。


【竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)】
竜胆瀉肝湯は体に溜まった熱と水分を排出してくれる作用があります。
特に手のひら、足の裏に汗を多くかく人に使用される場合が多いようです。

その他にはイライラや過緊張にも効果を発揮してくれます。

 

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〇体力が普通の方向け

【荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)】
荊芥連翹湯は、体にこもった熱を冷やす効果があります。

また、これは首から上の炎症に効果があるので、
鼻水や鼻づまり、ニキビ、
扁桃炎などにも力を発揮してくれます。


【女神散(にょしんさん)】
のぼせ、めまいといった症状がある人に使われます。

体の血と水分の巡りを改善してくれ、
他にも動機や頭痛、不眠、
生理に関するトラブルなどにも使用されます。

 

〇体力が少なめの方向け

【黄耆建中湯 (おうぎけんちゅうとう)】
体が疲れやすい方によく使われます。

体を元気にしてくれる他、
含まれている“黄耆”に汗を抑制する作用があるため、
寝汗の解消にも使用されます。


【加味逍遙散(かみしょうようさん)】
加味逍遙散は気の巡りを正常にし、体の熱を冷やしてくれます。
また、イライラや不眠、のぼせなども鎮めます。

「なんとなく調子が悪い」
「あちこちに不調がある」
といった不定愁訴の改善に使われることが多いです。


ここで紹介した漢方は一部です。

汗に効く漢方は他にもまだまだありますので、
多汗に悩んでいる方は一度医師に相談し、
どの漢方が合っているか調べてもらうと良いでしょう。