自律神経失調症には漢方という道も!効果や利点と欠点
自律神経失調症にかかった際、
薬を利用して治療する場合があります。
しかし、なかなか効果が出なかったり、
自分に合った薬が見つからなかったり、
副作用に苦しんだりと、
薬を使っての治療には悪い点もあります。
西洋の薬が効かない場合、
漢方があなたを助けてくれるかもしれません。
そこで今回は漢方のメリット・デメリットを紹介します。
漢方のメリット
〇副作用が少ない
西洋の薬は強力な成分を含んでおり、即効性もありますが、
その分副作用が起きる可能性も高くなっています。
一方の漢方は、複数の生薬(成分)を含んでおり、効き方もゆるやかなため、
西洋の薬に比べると比較的副作用が起きにくいといわれています。
「どの薬を飲んでも、副作用が強く出てしまう」
「なるべく体への負担を減らしたい」
という方には、漢方は向いているといえます。
〇体質を改善できる
西洋の薬は、
頭痛がする⇒頭痛を和らげる
という効き方をするのに対し、漢方は、
頭痛がする⇒体質全体を改善し、結果的に頭痛も和らげる
という効き方をします。
つまり症状をピンポイントで治すのではなく、
体全体の不調を改善することで総合的に症状を抑えていくのです。
なので、
「頭痛を治すつもりで飲み始めたら、他の不調も改善した」
というケースもあるのです。
漢方のデメリット
〇即効性がない
漢方は効き方がゆるやかな分、即効性に欠けます。
そのため長期間服用しなければならず、
「いますぐ症状をどうにかしたい!」
という方には不向きといえます。
〇飲みにくい
漢方は独特の味・香りがします。
お子さんはもちろん、
大人でも「うっ」となる人も多いのではないでしょうか。
薬なのでジュースやお茶などでは飲むことはできませんから、
水、または白湯で飲むことに限られるため、
味や香りをごまかすことができません。
そのため、飲みにくさを感じる方も多いのが現実です。
こればかりはどうにもならないので、
どうしても、という場合はオブラートを使って飲みましょう。
〇保険が利かない場合がある
漢方薬局などを利用すると、保険が利かない場合があります。
そのため1ヶ月の薬代が高くなることがあり、
「つづけたいのに、つづけられない……」
となってしまうことも。
保険が適応されないのは、処方箋が発行されない場合、
または厚労省に認められた処方内容でない場合です。
(例:下剤を痩せる目的で使用するなど)
なので薬代を抑えるには、医師に処方箋を出してもらい、
正しい使用目的で使うことが重要になります。
よく解らなければ、医師や漢方薬局の方に訊いてみましょう。