小林弘幸が教える自律神経の整え方
今回は『金スマ』などのメディア出演もしている、
順天堂大学・医学部教授の小林弘幸さんが教える、
自律神経の整え方を紹介したいと思います。
小林さんは自律神経研究の第一人者で、
著書『自律神経を整えるぬり絵』が、
ベストセラーにもなった方です。
そんな方が教える方法とはどんなものなのか、
自律神経の乱れに困っている人は要チェックです。
その1・作り笑いをする
笑顔や笑いが健康に良いのは知られていますが、
小林さんいわく、実は作り笑いでも、
リラックス効果が得られるとのこと。
どんなに悲しい気持ちでも、
全然楽しくなくても、
作り笑いをするだけで自律神経に良い影響を及ぼすそうです。
実は人間の脳というのは意外と単純で、
ただ口角を上げて作り笑いをするだけでも、
脳は「あっ、私っていま幸せなんだ!」と勘違いし、
セロトニンという、いわゆる『幸せホルモン』が分泌されるのです。
なので「つらいな……」というときでも、
積極的に笑顔を作っていきましょう。
その2・溜め息をつく
溜め息をつくと幸せが逃げるといいますが、
小林さんは大きな溜め息をつくことを推奨しています。
それは、溜め息が理想的な呼吸だからです。
あえて大きく息を吐くことで呼吸が深くなり、
結果的に自律神経が整うのです。
こんな効果があるなら、むしろ幸せを掴めるかも!?
その3・雨の日は明るい色の服を着る
自律神経には天候も関係してきます。
雨の日ってなんとなく憂鬱で、
「何もしたくないな……」
「どこにも行きたくないな……」
という気持ちになりますよね。
これは雨で気圧が下がることで、
副交感神経が優位になりすぎてしまうことが原因。
副交感神経は体をリラックスモードにする働きがありますから、
この働きが気圧の変化によって乱れてしまい、
結果的に『やる気ゼロ』になってしまうわけですね。
これを防ぐには、交感神経の働きをアップさせる、
赤などの明るい色の服を着る、という方法が有効だそうです。
色は人の心理に深く関わっています。
赤は気持ちを興奮させますし、
黄色は社交的な気分にしてくれます。
『やる気ゼロ』な雨の日は、
ぜひ暖色系の色の力を借りて、
自律神経を正しく働かせてあげましょう。